オリバーゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)は、眼鏡やサングラスのブランドとして認知されていますが、初代に当たるフィリップオリバーゴールドスミスの時代には、実はべっ甲の加工業を行っていました。
ヨーロッパ圏では、サングラスといえばオリバーゴールドスミスと呼ばれるまでに注目されます。
また、オリバーゴールドスミスの偏光サングラスはイギリスと隣国のみの販売となっております。
日本で入手するにはやや困難があるため、通常レンズを偏光レンズにカスタムする必要があります。
オリバー・ゴールドスミスの繁栄
1926年、オリバーゴールドスミスは創業しました。
べっ甲職人でしか無かった初代オリバー・ゴールド・スミスが眼鏡の業界に進出していったきっかけは、オプティシャン(めがね商人)の為にめがねフレームを作ったことです。
その後、1950年代に入って当時のサングラス業界では画期的なべっ甲フレームのデザインなどによって、人々に注目される事となります。
世界を虜にした2代目チャールズ
1950年代当時、2代目であるチャールス・オリバー・ゴールドスミスはサングラスがファッションとなる時代が来ると確信していました。
当時サングラス文化は発展しておらず、眼鏡の重厚な金属フレームに色のついたレンズをはめただけの物でした。
そこに需要があると感じたチャールズが家業のべっ甲をフレームに取り入れ、サングラスにファッション性を見出したことが斬新でありました。
これまでになかったサングラスの登場が実に美しいと、オリバーゴールドスミスのサングラスが話題になり雑誌「VOGUE」に初めてサングラスがファッションアイテムとして掲載されます。
これらの歴史的功績が、ヨーロッパでサングラスといえばオリバーゴールドスミスと呼ばれるようになった理由となります。
著名人も大注目したサングラスファッション
その人気は眼鏡の業界のみならず、ヨーロッパのファッションをけん引するほどになっていました。
当然、そのセンスの良い眼鏡やサングラスをセレブリティも放っておかず、多くの著名人に愛用される事になります。
代表的な所では、ミュージシャンではビートルズのジョンレノン、ローリングストーンズのブライアンジョーンズ、俳優のマイケルケインや女優のオードリーヘップバーンなどの著名人が目立ちます。
そしてそれ以外にも、ダイアナ元皇太子妃やモナコ王妃であるグレースケリーなどがオリバーゴールドスミスを愛用していました。
衝撃の休業と復活
1990年代、イギリスアイウェア界の先駆者であるオリバーゴールドスミスは一時期休業を行っていました。
しかしその間も、多くの熱いファンが復活を待ちわびている状態でした。
ここで4代目である、クレア・オリバー・ゴールドスミスが熱いファンの期待に応じてようやく2005年に再始動をはかりました。
オリバーゴールドスミスが大切にしているコンセプトは、「快適さ」「華麗さ」「品質」であります。
そのため、視界の品質ともいえるオリバーゴールドスミスの偏光サングラスは多くの指示を集めております。