カトラーアンドグロスの偏光サングラスと歴史

カトラーアンドグロス偏光サングラス
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カトラーアンドグロス(CUTLER AND GROSS)は1969年に創業した、イギリスの老舗アイウェアブランドです。
眼鏡にデザインという概念が無い時代に、初めてオシャレさを表現したブランドがカトラーアンドグロスです。
後にそのオシャレさから、デザインサングラスが登場し偏光サングラスまでそろっております。

カトラーアンドグロスの偏光サングラスは、一部のリリースとなりますので稀少性は高いです。
日本でも入手も可能ですが、流通量が極めて少ないため稀にみかけるユーズド品のカトラーアンドグロス偏光サングラスを見つけることが近道でしょう。

カトラーアンドグロスの歴史
カトラーアンドグロスは、オプティシャンを行っていたトニーグロスとグラハムカトラーの二人が創業しました。
トニー・グロスは、ニューヨークにて多くのデザイナーやクリエイターと長年にわたりコンタクトを取りファッションを学んでいました。
そして、グラハム・カトラーはヨーロッパ中をべっ甲デザインと品質で魅了させた「オリバー・ゴールドスミス」にて修行をした経験がありました。

オリバーゴールドスミスの偏光サングラスと歴史

ヨーロッパ圏では、そのべっ甲デザインの魅力ゆえ
サングラスといえばオリバーゴールドスミスと呼ばれるまでに注目…

彼ら2人の強み、つまりトニーは眼鏡に対するデザインを担当し、グラハムは眼鏡に対するクオリティーに分担させカトラーアンドグロスのオシャレでけど確かなものが完成しました。
このカトラーアンドグロスはアイウェアブランド、そしてサングラスの歴史を語るうえで欠かせない歴史があります。
それは、それまで単なる視力の低い人の為の物でしか無かったメガネに初めてデザインを施したのが、このカトラーアンドグロスだという事です。

今でこそ、自分がお気に入りのフレームのメガネを購入するという事は当たり前の事です。
しかし、そういった自由な発想をカトラーアンドグロスが行った歴史がなければ現在でのユーザー目線の商品開発は誕生していなかった可能性もあるのです。

またサングラスに関しても、メガネから派生して誕生したという事を考えれば、やはりカトラーアンドグロスのファッションメガネの概念が大きな出来事だと言えるでしょう。
視力矯正の道具だった眼鏡をデザインメガネに変え、オシャレを着るイメージのサングラスが誕生しました。

そして、衣類と同じくファッションアイテムとして認知された後には、「視界」という点に着眼しました。
このユーザー目線こそが、カトラーアンドグロスの偏光サングラスのリリースでもありました。

カトラーアンドグロスのこだわり
カトラーアンドグロスは誕生からとても長い歴史を持ち合わせておりますが、未だに変わらないある事実があります。
その事実とは、全てのコレクションをハンドメイドで行っているという事です。
これだけの知名度になれば、多く売りたいという気持ちから、品質を落として大量生産に踏み切る方が利益は出るでしょう。

しかしそのこだわりこそ、カトラーアンドグロスが長年支持され続けている理由なのです。
眼鏡が道具として認知されデザインすら求めていない時代に、オシャレというユーザーの喜びを眼鏡に取り入れた心が今
もなお受け継がれている事は、なんとも響きの良いお話しです。

あの映画でも登場
カトラーアンドグロスは、映画「キングスマン」でも登場
上映中の映画「キングスマン」は、ロンドンに構える高級テーラーが世界で名高いスパイ組織というお話です。
高級テーラー「キングスマン」の表向きの顔は、皆イギリス製のスーツとネクタイでビシっと決め眼鏡はカトラーアンドグロスを着用しています。

この映画によって、日本でもイギリス紳士ブームが到来しカトラーアンドグロスのヴィンテージデザインが人気を集めました。
残念ながら、カトラーアンドグロスのキングスマンモデルは日本未発売であります。
しかしながら、デザインと質を好む日本ではカトラーアンドグロスのアイウェアは人気が高いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事 偏光サングラスとは?8つの利点をガチ解説!
スポンサーリンク

関連記事

ページ上部へ戻る