クリケットとは、主にイギリス文化圏で盛んな球技であり野球の原型といわれる社交スポーツです。
チーム編成は、半径70mほどの楕円形フィールド上にて1チーム11名で2チームが対戦します。
実はこのクリケット、競技人口は球技の中ではサッカーに次いで世界第2位を誇ります。
世界を見渡すと、クリケットは超メジャースポーツです。
クリケット試合は、2時間に1回のティータイムがある
突然ながら試合中にお茶をするという、日本人にはビックリな衝撃が走ったでしょう。
これもイギリスの社交を大切にするイズムが伝統的に続いているのでしょう。
他のスポーツには試合中に「お茶」をする事はありませんが、クリケットでは対戦相手も一緒に紅茶を飲みながらホットしたひとときを共有します。
勝敗よりも相手を称え、そして全力でプレーするクリケットは他のスポーツにない一面であり社交スポーツといわれる所以です。
プロクリケット選手のトップ年収は、25億円
世界100ヶ国以上で愛されているクリケットですが、その年収の高さも驚きです。
特にインドではクリケットに注ぐ情熱が凄まじく、インドで一番注目されているプロチームの平均年収は約3億4000万円と驚きの数字です。
日本のプロ野球選手の年収よりも多い年棒額には、驚愕です。
ハットトリックはサッカーではなく、クリケット由来
サッカーで一人の選手が、1回の試合で3点のゴールを獲得することを「ハットトリック」と呼ぶことは皆さんもご存知のことでしょう。
ハットトリックの語源は、クリケットだったという事実はあまりご存知ないかもしれません。
クリケットではバットの形状の関係もあり、3人のバッツマン(打者)を連続でアウトにすることが野球よりも困難だといわれております。
ボーラー(投手)がこの偉業を達成した際には、高貴な帽子が贈呈され名誉ある仕来たりとなりました。
あるサッカーの試合の際に、1試合で3点獲得した選手への功績を称えて観客が帽子をフィールドに投げ入れたことから始めて「ハットトリック」と呼ばれるようになりました。
そして皆さまご存知の通り、現在サッカーの試合で1試合3点のゴールを獲得した時にハットトリックと呼びます。
クリケットのルールは簡単に理解する
クリケットではキャプテンのみチームに指示を出す事ができ、監督の助言は認められていません。
攻守の交代は10アウトで、2イニングで試合を終了します。
1イニングは、1チームの攻撃1回と守備1回を意味します。
クリケットの試合開始はコイントスから始まります。
しかし、実際に試合がスタートするのはコイントスから30分後という優雅なスポーツです。
=攻撃=
ボウラー(投手)が投げたボールがワンバウンドでも、バッツマン(打者)は打つことができます。
バッツマンは、アウトになるまで打ち続けて得点を取ることができます。
バッツマンは2人1組となり、ボールを打つバッツマンをストライカーと呼び、ストライカーがボールを打ったときにランナーとなるバッツマンをノン・ストライカーと呼びます。
それ以外の打者は、アウトになるまでベンチでの待機です。
=得点=
得点を取ることを、ランと呼びます。
ボウラーの前後にバッツマンが一人ずつスタンバイし、ストライカーがボールを打った後にノンストライカーが20.12m間で往復の走り込みをしてランを獲得します。
=アウト=
ストライカーの背後には3本の棒がセットされており、それをウィケットと言います。
このウィケットが1本でも倒されるとストライカーはアウトになります。
=守備=
1チーム11人で、1人をボウラー、1人をウィケットキーパー、残りの9人をフィールドの守備に割り振ります。
1試合は驚きの3〜4日
クリケットでは、1回の試合が終了するまでに3〜4日の時間がかかります。
当然のことながら、長時間すぎるほど長時間太陽光を浴びることとなります。
紫外線や反射光で目に疲労が溜まることは、誰にでも想定できます。
疲れが蓄積するにつれ、視界もだんだんと反射光により鮮明ではなくります。
この問題解決にも偏光サングラスが有効です。
偏光レンズは、反射光をカットするので視界がくっきりし瞬時の判断に対応がきくようになります。
また、光による目の負担が大幅に軽減されるので偏光サングラスの着用は必須です。
ワールドカップには日本も出場で高成績
4年に一度、世界の頂点を決定する「クリケット ワールドカップ」が開催されます。
このクリケットワールドカップには、日本も挑戦し比較的上位で予選を通過し良い成績をおさめております。
また、日本クリケット協会は日本オリンピック委員会承認団体にも所属しております。
近年では、若い世代にクリケットが浸透しクリケットのアジア大会では日本の学生が活躍しております。
テレビでも特番が組まれるほど、クリケット人気が高まっております。
アジア大会のクリケットがテレビ放送されていた内容は、毎日放送ちちんぷいぷい取材を受ける同志社大学クリケットクラブの学生で、アジア大会直前の様子というものでした。
クリケットの動画や試合結果もユーチューブで見る事ができるので、興味がある方は調べてみてください。