カルバンクライン(Calvin Klein)は、アパレルに香水に日本でもCKのロゴでお馴染のブランドです。
カルバンクラインの偏光サングラスは、世界各地で販売されておりますが日本は特別仕様モデルが存在します。
その他の国では、一般的な偏光レンズを搭載しております。
しかし、「視界の良さ」という分野においては日本の偏光レンズ技術は世界でも最高位に位置します。
そのためカルバンクラインの偏光サングラスは、日本の偏光レンズメーカーとのタイアップモデルがリリースされております。
通常モデルに比べ、日本製の偏光レンズを搭載していることもあり価格は約2倍ほどとなっております。
カルバンクラインの歴史
カルバンクラインのブランド名は、そのままデザイナーの名前が由来となっています。
デザイナーのカルバンクラインは、1942年にニューヨークのブロンクスで生まれました。
5歳の頃には、服のデザインに興味を示していたそうですから、まさにデザイナーとして生まれてきたと言えるかもしれません。
大学卒業後、ダンミルシュタインハウスオブデザインで働いていたカルバンクラインですが、アパレルメーカーに転職する為にダンミルシュタインハウスオブデザインを退職します。
そして1968年に親友であり幼馴染のバリーシュワルツと一緒に、カルバンクライン社を設立しました。
最初のお店は、セブンスアベニューにあるヨークホテルの内部にありました。
刺激的な広告で大反響を得る
カルバンクラインは比較的早い段階で成功を掴み、そこから多角経営を行う様になりました。
1972年、スポーツ部門、化粧品香水部門などを設立しました。
いっきにカルバンクラインの注目が集まり、1973年にはコティ賞を史上最年少で受賞しました。
コティ賞とは、ファッション業界のアカデミー賞と呼ばれており、アメリカのモード界では最も評価される賞であります。
1970年代の後半にはジーンズや下着などのアパレルも手掛け、更に業績は良くなっていきます。
そんなカルバンクラインを一躍有名にしたのが、刺激的な広告です。
当時15歳の脇女性にタイトなジーンズを履かせて、セクシーなポーズを取らせるといった内容は、当時大きな反響を呼びました。
そしてその反響以上にファッション業界で注目を集めたのでした。
その後、一時低価格路線によって失敗しブランド価値は低迷することになります。
会社の存続も危うくなりかけた頃、ボクサーパンツの大ヒットにより再びカルバンクラインは返り咲きます。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のギャグ
日本でも大人気の「バックトゥザフューチャー」。
主人公のマーティ・マクフライは、「カルバンクライン」のロゴネーム入り下着をはいておりました。
そして、1955年にタイムスリップした当時カルバンクラインというブランドは存在していません。
それを踏まえて、ジョージが車にはねられそうだったシーンは印象的です。
マーティがジョージを助け、ロレインの自宅へ運ばれた時にマーティのカルバンクラインネーム入り下着を目にしました。
もともと下着にも名前を入れたりする文化のあるアメリカなので、ロレインはマーティの名前を「カルバンクライン」と思いこんでしまいました。
そのシーン以降も、ロレインは「カルバンマーティクライン」と認識しております。