アーチェリーと偏光サングラス
アーチェリーはオリンピックでも採用されている世界的に広く行われているスポーツ競技です。
アーチェリーは、弓と矢を用いて標的を狙う射撃競技の一種になります。
国内では和弓に対して洋弓と区別されております。
競技形態はオリンピックラウンドや1440ラウンド(シングルラウンド)などを始めとして、流鏑馬のように馬に騎乗して弓を射る競技やクロスカントリースキーとの複合競技が存在するなど非常に幅広く種目があることが特徴です。
国内では日本古来の弓道よりも、競技人口は多いといわれています。
競技を行う際にはボウ(弓)を始めとして服を押えるためのチェストガードや、矢を格納するためのクイーバーなどが必要になるのですが、競技大会を見ているとそれ以外にも偏光サングラスを着用する選手が非常に多くなります。
競技と偏光レンズの関係とは
アーチェリーはその場に留まり競技を行うものであり、身体を大きく動かさず運動量も比較的に少ない競技になります。
したがって、マラソンや自転車・バイク競技などのようにスピードゆえにハードスポーツ使用の偏光サングラスは必要ではありません。
しかしその一方で、射撃競技は遥か前方の的を狙う事が目的になりますので、例えばオリンピック競技の70mラウンドではその名の通り70m先の小さな的を射る事になります。
偏光サングラスはまぶしい日差しの対象物への乱反射を避けて狙いを定めやすくするための必須のアイテムとなるのです。
また逆に天候が悪く曇りがちの日の場合には照準において的の輪郭をより鮮明にし照準点を見やすくする為にも偏光サングラスは必須の存在であり、さらには風や虫から目を保護するためにも有効になるのです。
アーチェリーで狙いを定めやすくする偏光サングラスとは
競技においては狙いを定めやすくするために偏光効果と可視光線の遮光率が大きな鍵を握る事になるのですが、天候などその時々の状況によりどれくらいの遮光率が必要になるかは大きく異なります。
競技のよっては屋外で行うこともあればインドアでの競技もありますので、環境ごとに光量には大きな差が生じることになり、ベテランになると遮光率ごとに複数の偏光サングラスを準備することが多くあります。
また、競技では身体を大きく動かすことなく基本的にはその場に留まる事になりますので、サングラスの内側が蒸れて曇りやすくなります。
マラソンなどの競技であれば走行により風が生じるため蒸れることも無いのですが、アーチェリーは的を射るためには集中して身動きをとりませんのでレンズは曇りやすく、通気性が良いグラスを選ぶこともまたこの競技特有の事情に絡んだ偏光サングラスのおすすめの選び方になります。