普段釣りに出かけるけど、大物を釣りたい。
けど、なかなかそういった魚を釣り上げる事が難しいと感じている方は船釣りにチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
乗合船は、船釣りの持ち物として偏光サングラスさえ持参するしておけば船釣り仕掛けや竿ロッドを用意してくれます。
経験と知識が豊富な船長が、魚のポイントへ連れて行ってくれてタナまで教えてくれます。
釣果に差が出る偏光サングラスの存在
一般的に船釣りでは、乗合船を利用します。
複数の釣り人が同じ船の上で釣りをすることになります。
ほぼ同じポイントで釣ることになるわけですが、同じ条件下にも関わらず釣果に差が出るものです。
同じ条件で釣りをしているのになぜ差が出てしまうのか、これには個人の技術の差も考えられますが利用しているアイテムによってもその差が出ている可能性があります。
代表的なものが、今や必需品となっている偏光サングラスの有無です。
まだ釣りが間もない方は、えっサングラス1つで釣果が変わるなんて、と思う方もいるかもしれません。
ですが偏光グラスがあるかないかによって、把握できる情報が変わり釣果にも大きな影響を与えている要因のひとつになります。
そのため今や、上級者ほど偏光サングラスを利用する傾向にあります。
船釣りではギラツキの無い視界がポイント
船釣りということは、沖合で海面を読み解きながら釣りをすることになります。
そして、海には波と潮の流れがあります。
この波の状態を正確に把握することも重要な要素になりますが、裸眼では海面状態を読み解くことが大変な作業になります。
波ですから当然常に動いていますし、その複雑な海面があらゆる角度で反射します。
雑光によって海面がまともに見られないなんてこともありますし、常に波の状態を把握するのは決して簡単なことではないんです。
そこで偏光サングラスの登場です。
これを有効に活用すれば光の反射を気にすることがなくなり、常に海面を観察し続ける事ができます。
潮目を常に見ていると目が疲れるという方も多いのですが、そうした心配もなくなります。
雑光やギラツキを大幅にカットしてくれるので、目に大きな負担をかけることなく釣りを楽しむことができます。
オマツリ対策にも偏光サングラス
まだ乗合船歴の少ない方は、オマツリと聞いて楽しいイメージが湧くかもしれませんが逆です。
オマツリは、互いの糸が絡んでしまうとても厄介なアクシデントです。
特にPEライン同士が絡むと、ほどくのが大変。
特に太刀魚の船釣り仕掛けでテンヤを使う場合、水の抵抗をもろに受けるのでオマツリしやすいです。
横の人と糸が絡む場合はまだすぐに短所できますが、自分と反対舷側にいる人と絡んでしまうと大変です。
右舷側左舷側で絡まってしまうと、その大きな絡まりに周囲の人へ2次オマツリに発展するので要注意です。
潮の流れが複雑なポイントでは、いろいろな方向に隣近所の糸が海へ入っています。
海面の照り返しで周りの糸が見えなく、自分の仕掛けを落とし込めばオマツリの原因にもなります。
偏光サングラスをしていれば当然、周りの糸も見えやすいのでオマツリ回避につながり迷惑をかけなくて済みます。
船釣りではあたりを感じることが難しい
乗合船では、ターゲットとする魚種毎に出航します。
例えば、青物ジギング船、太刀魚餌釣り船という具合です。
特に、乗合船でイカ釣りの仕掛けを使用する場合は、感覚であたりがあったかどうかを判断することが難しくなります。
長めのイカ用ロッドの竿先の動きや変化で、ヒットを判断することになります。
竿の先の微妙な違いを見極めないといけないため、やはり見るという行為が重要になってくるわけです。
もし大物がかかって竿先に変化があったとして、竿先が光でテカリもそれを見逃してしまっては意味がありません。
どんな上級者でも、竿先のヒットが光で見えにくくなれば釣果が出ないということになります。
偏光サングラスが当然不要な光を取り除いてくれるので、竿先の微妙な変化にもすぐに対応することができ、魚をバラすことが少なくなります。
船釣りでは偏光サングラスは必要ないという方もいるようですが、むしろ船釣りだからこそ偏光サングラスが効果を発揮すると考えます。
船釣りを有利に進めるために偏光サングラスは、欠かせないアイテムだと言えるでしょう。
せっかく船で沖合に出て釣りをするのですから、長い時間をかけて1匹も釣れなかったなんて事態は避けたいものです。
しっかりと視界確保の準備もして、思い描いていたような釣果を残すことができるはずです。