オリエンテーリングとは、地図とコンパスを持ちながら指定されたコントロール(ポイント地点)を順次通過し地図上に記された目標地点までの時間を競う登山競技です。
コントロール地点からコントロール地点までに指定されたルートはなく、地点間を自由に進める点が知識と知力を競う要素となります。
オリエンテーリングでは、コンパスの使い方と地図から考えを作成する能力が試されます。
体力だけではなく、総合能力によって競技に差が出る点がオリエンテーリングの魅力といえるでしょう。
自然の中で行われる競技
基本的にタイムを争うスポーツのため険しいアップダウンを走り抜けることが多く基礎体力は必要です。
山や森の中を走ることは足腰を総合的に鍛えることができるため、スウェーデンでは軍隊の訓練として取り入れられていました。
一見ハイキング感覚で楽しそうに見えるオリエンテーリングですが、初心者の方はしっかりと体力作りをしたうえで挑まれるほうが良いです。
競技となれば大自然の過酷なサバイバルレースと化すことが多いのです。
コース上は紫外線と反射光の宝庫
山の中や森、荒野も走り抜けるので光の照り返しと、紫外線が入り込みます。
さらに雪原で行われる場合は、雪の反射によって通常時よりも太陽光のぎらつきと紫外線が目に入ってきます。
曇りの日もオリエンテーリングは行われることがありますが、曇りの日というのは晴れの日以上に紫外線が強くなっていますので、より注意が必要となります。
常時屋外で行われるオリエンテーリングなので、偏光サングラスは必ず用意しておきたい必須アイテムです。
また競技用として整地されている場所でもオリエンテーリングは行われるのですが、ほとんどの場合は自然の中をフィールドとしますので、瞬時に状況判断できるように良い視界の確保が必要となります。
偏光サングラスは目に映るものの輪郭をはっきりと捉えることができますので、たとえば光が障害物に反射して見えなくなる、と言ったことも防ぐことができます。
思わぬ転倒を防いでくれる偏光サングラス
大自然の中で行われるオリエンテーリングでは、想定できない障害物があちらこちらにあると考えたほうが良いでしょう。
特にマウンテンバイクやスキーを使う場合は、地面から飛び跳ねた小石や雪の塊が現れることも多く、光のギラツキによりこれらの障害物が十分に把握できずに転倒してしまう事も多いです。
このような問題は、偏光サングラスを着用することで視界が鮮明になり解決できます。
最近は偏光レンズを自分で交換できるタイプの偏光サングラスも販売されていますので、状況によって適したレンズカラーに交換ができる偏光サングラスを準備しておくのも良いでしょう。
なお日本オリエンテーリング協会でも、必要な道具や服装についての説明記載がありますので参考にしてみてはいがかでしょうか。